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2008年08月20日

遊洛101年

五人づれ 著『五足の靴』(岩波文庫、2007)は、1907年(明治40年)に、
『東京二六新聞』に連載された西国探訪記である。
五人づれとは、与謝野寛、北原白秋、平野萬里、太田正雄、吉井勇のこと。
日本耽美派文学の出発点ともされている。

連載は、1907年8月7日から9月10日まで。
探訪は、東京を7月28日に出発(これはほぼ確定)。
与謝野寛らの東京帰京は、8月28日と推定されている。

『五足の靴』を読むと、与謝野寛、太田正雄、吉井勇の三人が、
京都=西京に、おそらく3泊しているように読める。(もしかすると2泊)
となれば、27-28日は車中だろうから、
24-25日、
25-26日、
26-27日、
だろうか。

今度の8月のこの日が来ると、
与謝野寛、太田正雄、吉井勇「遊洛101年」というわけだ。

(木下杢太郎(太田正雄)の日記には、残念なことに1907年部分がない。)

(谷崎潤一郎は、このころ一高生であり、穂積フクとの恋愛が終りかけていた。
潤一郎がこの紀行を読んだかどうか、定かではない。)


タグ :谷崎潤一郎

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Posted by 愚華 at 18:55│Comments(0)読む
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