京つう

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2006年06月21日

てんぷら

テンプラをお好みで食べる、ということのは、おそらく「男一匹ガキ大将」ではじめて知った思う。

そのときは、テンプラ職人に「ご老人」がお前の指を揚げてくれ、といい、高いですが、本当にお食べいただけるのですか、と職人が聞き、「ご老人」はウンと答える。で、ほとんど躊躇なく小指を切り落とし、それをテンプラにする。老人は一口で食べ、いくらだ、と聞くと「100万円です」。老人が即座に小切手を切る。(これ記憶なので再構成されているところもあると思う。)

そこが印象に残り、お座敷でお好みでテンプラを食べているところは背景に退いていた。

これは東京の話である。友人が上野の天麩羅屋に誘ってくれた。その時初めて実際にカウンターでいただいた。

京都に来てからも、東京での記憶を反芻して、何回かいった。確か寺町京極の四条よりにあった店にも行ったと思う。今はつぶれてない。店の名前も場所も記憶から滑落した。

ただ、千本今出川上るの天喜はいまでもあるし、覚えている。最近やや足が遠のいているが…。


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Posted by 愚華 at 12:31│Comments(0)温故
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