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2009年03月03日

古典の出版

新聞を捨てようとするとつい記事を読んでしまう。
それで時間を使い、新聞を捨てるだけなのに、長時間労働となる。
昨日も、2月の朝日新聞を整理し廃棄しようとしているうちに、
読み飛ばした記事に出会い、ついつい目を通してしまった。

2月19日の文化欄。
見出しは「邦訳なかった古典名著刊行へ」「ホッブス『市民論』など思想書50冊」。
京都大学学術出版会が、「近代社会思想コレクション」を刊行し始めたというもの。
かなり重要で興味深い企画だ。

ブログで紹介されている近刊ものは、ほぼ99%愚にもつかない本で、
総白痴化の陰謀を感じてしまうが、やはり、古典にじっくりとつきあい、
今後の100年あるいは1000年を見通す言葉が欲しいと愚かにも思う立場からは、
絶望しながらも、こちらに淡くだが期待したい。

第一巻はホッブスの『市民論』。
第二巻はマーザーの『郷土愛の夢』。
第三巻はハチスンの『道徳哲学序説』。

この試み、欧州に於けるイスラム圏の書籍の訳出業と重なって見える。


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Posted by 愚華 at 10:43│Comments(0)徒然
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