竹内栖鳳展へ行きたい
10月22日から12月1日まで、京都市美術館で、「竹内栖鳳展 近代日本画の巨人」展が開かれる。かなり楽しみだ。
京都市美術館のHPには、「班猫」(「斑猫」が一般的)が張り付けられているが、残念ながら全期間の展示ではなく、後半(11月21日~12月2日)限定らしい。このネコ、なかなかいい。
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http://www.city.kyoto.jp/bunshi/kmma/exhibition/anv80th_takeuchi.html
今回の展示だが、いま東京の東京国立近代美術館でやっている、「竹内栖鳳展 近代日本画の巨人」展の「巡回」展、あるいは、「共催」展である。(こういう場合の概念が判らない。)
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http://seiho2013.jp/index.html
先日友人が東京での展覧会を見てきたという。
予想外に人が入っていたらしい。ただ、観客は、A.年配者が多い、B.女性が多い、C.会話を漏れ聞くと竹内栖鳳についてあまり知らない人が多い、といういうこと。
展示に関しても、A.高島屋との関係にふれているが弱い、B.同時代の西欧美術史の動きとの連動に関する解説が著しく弱い、C.京都と東京との美術的緊張関係に関する解説も著しく弱い、D.栖鳳の影響特に国画創作協会の書作家とのつながりの解説も弱い(「日稼」の主題は、微妙だが秦テルヲの娼妓などの主題と重なる可能性がないわけではないとも)、とのこと。
京都展ではどうなるのか、楽しみでもある。
(有名な「ベニスの月」であるが、どうも知られてない、ということ。また、「雪月花」となっているという点も解説が弱いらしい。会田誠の「雪月花」と対比しろとは言わないけど…、とも)
竹内栖鳳の日本美術史上の位置づけはどうなの、その評価の揺れや変容はないの、というのは興味がある。また、世界美術史上どう位置づくの、というのも興味がある。
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