祇園会館もさようなら

愚華

2012年03月06日 13:17

名画座としての祇園会館が、3月末で名画映画上映をやめるという記事が『京都新聞』に載っていた。

記事では、会館ができたのが1958年となっている。
名画を本格的に上映するようになったのは60年代だという。
60年代のいつかは特定されていない。
「昔ながらの「入れ替えなし、2本立て」のスタイル」が
特徴と記されている。
(「ネット」版:2012年3月5日22時44分)


古本屋から探した『京都青春街図』(たぶん第2版)によると、

「□祗園会館
☎075・561・0160
特選洋画3本立ての二番館。名作、佳作中心の
プログラムピクチャーは、映画ファンに定評があ
ります。女性客も多いのです。
大人¥850 学生¥650。」

ということだ。これは、1976年夏の情報。

友人が古本市で手に入れた『プレーガイドジャーナル』
1974年2月号を見ると、

1974年2月8日まで、
・「007 ドクターノー」「最後の猿の惑星」「小さな巨人」

1974年2月9日から2月21日まで、
・「ラストタンゴ・イン・パリ」「街の灯」「高校教師」

1974年2月22日から、
・「小林多喜二」

というプログラムになっている。


同じ号の『プガジャ』の「風噂聞書」には、
「*「小林多喜二」ついに完成しました。」
という情報があり、
「2月19日に京都会館で完成記念試写会が行われます」
との記述もある。

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