投票実感の希薄化

愚華

2012年02月05日 15:29

投票場へ行って、えっ、という感じになった。

いつもと会場の様子が違っている。
狭いのだ。

葉書を渡して、本人確認。
読み取り装置で行い、生年月日が聞かれる。

隣へ行くとはがきと交換にカードを渡される。
なんと電子投票

初めての経験だ。

カードを装置に挿入すると画面にいろいろ出てくる。
で、投票したい候補を選ぶ。
確認画面が出て、これも、確認を押す。

カードを返す。

だいたいこんな感じの流れだ。


ただ、投票したという実感がない。
やはり候補の者の名前を自分で書くべきなのではないだろうか。
選挙でも、民主主義は薄いわけだが、電子投票ではさらに薄い感覚になる。
あと信頼性とか、プライバシイとかどうなるのか疑心暗鬼。
なんかいや。

(今回は、京都新聞によれば上京区と東山区で電子投票となったみたい)
(20120207)

今日の『京都新聞』ネット版に
「電子投票の操作難解? 京都市長選、上京で6人退出」
という記事が出ていた。

投票操作をしないで退出した例が6例あったとのこと。

また、「投票しないで終了する」という「表示」もあったそうだ。
これは愚かにも気づかなかった。
この「表示」を押すと「白票」となるという。
しかし、「白票」という表示はない。

考えてみると、立候補していない人物に投票という可能性もあるはず。
それも主権者の投票の権利の一部ではないか、
という気もする。
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