「進々堂」100年
北山の「進々堂」へ行った。
「続木斉物語」という小冊子があったのでいただいた。
創業者の続木斉(1883~1934)についてなど。
それによれば、1913年、京都の左京区吉田に最初の店(「進々堂」パン屋)をかまえた。
1914年に火事にあい店舗が全焼。
その後、堀川竹屋町に移転。小冊子ではこれがいつかは明確ではないが、1914年から15年の間だろう。
場所の堀川竹屋町も明晰ではない。堀川がまだ拡幅されていないので、
堀川商店街(この名称でいいかどうかは問題があるが)の南端にあったのかもしれない。
尾上松之助の豪邸がもう出来ていたかどうか?
大正天皇の即位式典が、進々堂発展の契機になったと記載されている。
これは1915年。
1920年に竹屋町寺町に移転。
当時寺町が京都の繁華街の中心だったためと推測される。
やや南にはカフェ≒喫茶(+和菓子そのほか)で老舗の鎰屋もあった。
進々堂京大北門店も続木斉が1930年に開いたものだが、
この小冊子には言及がない。
現在経営が別々だからなのだろうか?
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