京つう

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2009年02月08日

京都空撮写真

週刊誌もたまにはいいものである。

たまたま、コンビニで『週刊文春』の2月12日号(2009年)を買ったところ、
「昭和が蘇る 昭和空撮 京都・大阪編」というグラビアがあった。
1954年の空撮で、京都は、五条大橋、京都駅、清水坂がでていた。

大変面白い。

五条大橋では、まだ、細い「大橋」しかなく、京阪五条の東側に広場らしきものが見える。
おそらく京阪五条駅を下りると、そこがいわゆる駅前になっていたのではないかと想像される。
前に取り上げた、谷崎の小説「恐怖」にでてくる五条駅も、もしかすると基本構造は、同じだったかもしれない。
つまり、東側に広場的なものがあり、駅における賑わいはそちらにあった、ということ。
とすると、谷崎の小説の情景も、再考してみる必要性がある。

清水坂は、屋根の並びが綺麗だ。
現在の空撮に比べると、幾何学的美しさが際立つ。

京都駅は微妙。
いまの京都駅は、景観問題では不評だが、構造的には面白い。
3代目の京都駅は、比べると貧弱。
既存の中に新しさを入れ込むにはどうするか、考えてしまう。


タグ :谷崎潤一郎

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Posted by 愚華 at 17:09│Comments(0)観る
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