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2008年07月24日

消滅をどう解釈するか

日々暑い。暑さに弱いので、日々衰弱度を増しつつある。

で、冷房で冷えた所で、ネットを。

で、で、「西宮流」(nishinomiya-style.com)というサイトに行き着く。

そこで、「漫画評論家 村上知彦さん」が語るインタヴュー記事に遭遇。
「マイナーなものを拾い上げた情報誌『プガジャ』」という部分がある。

これまでと似たことを語っているが、

「その『プガジャ』の廃刊が87年。
「世の中自体が、よりメジャーなものを求める傾向になっていきましたからね」」

というところはやや注目に値する…かな。

世間の流れが「よりメジャーなものを求める傾向」になり、
「マイナーなものを拾い上げ」るプレイガイドジャーナルは、
廃刊に追い込まれる、という構図。

具体的な下部構造=経営面に関しては、それなりの詰めは必要だが、
社会史的・文化史的には、この解釈は、一つの有力な見方としてありえる。
ただ、80年代半ばから後半、「マイナー」ものがないかといえばそういうこともなさそう。
だから、一般的にこういえるのか判然としない。

取材は、「若林益子」。
プレイガイドジャーナルとか、細かいもろもろの事柄に
何か突っ込んでいくというマインドやソウルがないみたいで、
通り一遍の取材になっているから、
村上の考える、当時の「マイナー」と「メジャー」が具体的に見えてこない。
「出版・音楽・演劇・映画・美術・漫画」と羅列したってねえ。
「ヒロヤマガタ」と「村上三郎」じゃ違うしね。

今日も暑さにやられそう。


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Posted by 愚華 at 09:41│Comments(0)プ蛾蛇
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