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2008年07月02日

『「 」の 』

『「プガジャ」の時代』は並べてみると『「おたく」の精神史』(講談社現代新書版)と同じくらいの分厚さだ。

表題も形式は似ている。→『「 」の 』

『「プガジャ」の時代』は、腰巻に「1970~80年代、大阪に熱くおもしろい情報誌があった。」という
コピーがあり、
『「おたく」の精神史』には副題として「一九八〇年代論」と書かれている。

つまり、80年代、「プガジャ」的ものと「おたく」的ものは、日本列島上に共存していた
というわけだろう。

が、不思議なことがある。
この二つの本には、この共有された分厚さにもかかわらず、
共通項がほとんどない。
『「プガジャ」の時代』は、「サブ・カルチャー」といい、
『「おたく」の精神史』も、「サブカルチャー」といっているのに、
両方で言及されるコモンなモノ・コトがほとんどないのだ。
これは、関西と関東という地理的問題なのだろうか。
それとも、70年代から始まる80年代としての「プガジャ」と
80年代から始まり90年代に問題化される「おたく」との
質的差異なのだろうか。

なんか面白い感じ。


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Posted by 愚華 at 20:23│Comments(0)プ蛾蛇
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